この記事では、動画編集を副業として始めた専業主婦Risaさんが体験した動画編集の世界を紹介しています。
初心者が抱く不安や学び方、そして実際の案件応募から報酬単価がどのように増えていったかまで、Risaさんが辿った道のりを赤裸々に語ってくれています。
副業としての動画編集に興味のある方は、ぜひ彼女の体験談をお楽しみください。
副業としての動画編集にチャレンジ!専業主婦Risaの体験記
こんにちは、Risaと申します。
私は専業主婦ですが、最近副業として動画編集を始めてみました。
動画編集は副業として人気がありますが、稼げるのか、学び方がわからないなど、不安な点があるかと思います。
今回、初心者が動画編集として副業に挑戦した経験談をお伝えする機会をいただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。
Premiere Proを使いこなせば案件の幅が広がる!編集ソフトの選択術
動画編集の仕事を始めるためには、編集ソフトの使い方を覚える必要がありますが、編集ソフトはたくさんありますので、最初はどれを利用しようか少し悩みました。
私の場合、正直、動画編集を副業として続けていく自信もなかったですし、いきなり有料ソフトを購入する余裕もなかったので、最初はハリウッドでも利用されているという高機能な無料ソフトを利用することから始めました。
ただ、海外製のソフトというこもあってネットで調べても詳しい使い方を知ることができず途方に暮れ、また、副業で利用するのであれば、クライアントからの指定が多い「Premiere Pro」というソフトを使った方がいいというアドバイスを受け、少し考えを改めました。
確かにクラウドソーシングのサイトで動画編集の案件を調べてみると、指定ソフトは「Premiere Pro」と「Final Cut Pro X」の割合が多いような印象を受けました。
私はMacユーザーではなかったので「Premiere Pro」を選びましたが、「Premiere Pro」は修正もしやすく、クライアントと同じ編集ソフトを使っているという安心感もあって非常に仕事を受けやすくなったと思います。
ただ、クリエイティブの現場ではMacが利用されている割合も多く、「Final Cut Pro X」の使用を指定してくるクライアントもいますので、こちらも使えるようになっておくとさらに仕事に応募しやすくなると思います。
MovieHacks(ムービーハックス)で学び、ポートフォリオを作成してクラウドワークスへ
私が使用した「Premiere Pro」はそれまでの無料ソフトと比較すると情報が豊富で、近くの書店に行くとたくさんの参考書があって使い方を学ぶという点では困ることはなくなりました。
ただ、私の場合、パソコンにそこまで詳しくなかったこともあって「Premiere Pro」の使い方を独学で学ぶことに限界を感じ始めていましたし、ソフトの使い方を覚えるのにあまり時間をかけたくなかったので定評のあった「MovieHacks(ムービーハックス)」という教材を購入することにしました。
この時点で、動画編集ソフトと教材とかなりの予算オーバーになりましたが、今考えてもこの選択は正解だったと思います。
特に「MovieHacks(ムービーハックス)」を学ぶ始める前は、「Premiere Pro」の使い方をマスターするのが目的となっていて、動画編集で副業を行うという本来の目的を忘れてしまっていました。
「MovieHacks(ムービーハックス)」はYouTubeの動画編集に特化した教材でとてもわかりやすく、また、疑問があってもLINEで質問するとすぐに回答が帰ってくるので、時間をあまりかけずに動画編集を行うスキルを身に付けたい私のニーズにとてもマッチしていました。
「MovieHacks(ムービーハックス)」は、早い人では1ヶ月ほどでカリキュラムを終了するそうですが、私の場合はパソコンに慣れるところから始まりましたので約3ヵ月かかっています。
ただ、カリキュラムを終える頃には、「MovieHacks(ムービーハックス)」で作成した作品のほか、自分で作ってみた作品もいくつかありましたので、それをまとめる形でポートフォリオを作成することができました。
また、「MovieHacks(ムービーハックス)」のサポートLINEは、受講終了後も利用することができるので、実際の案件をこなしていく中での疑問を質問することもあります。
「さすがにここまでは教えてもらえないだろうなぁ?」と思うことがありますが、しっかり答えてもらえてるので非常に助かっています。

初めの仕事はテロップ入れからスタート!実績を積み重ねる日々
「MovieHacks(ムービーハックス)」では、一定のスキルを身に付けた受講生に案件を紹介してくれるシステムもありましたが、ちょうど条件に合う募集がなかったので、初めての仕事探しはクラウドソーシングサイトを利用することにしました。
早速、大手のクラウドソーシングのサイトの案件に応募したところ、幸いにも約1ヶ月後に1000円程度のテロップ入れの仕事と、3000円のビジネス系動画の編集の仕事を受けました。
後から知ったのですが、最初に受けたテロップ入れのような案件は、一般的に動画編集者としての実績にはならないそうです。ただ、この案件は実質動画編集のためのスキルチェックを兼ねていたようで、今でも受けて悪かったとは思っていません。
また、動画編集の案件についても、最低5000円は欲しいと思いましたが、実績もない状態で応募するのは難しいと思ったので、まずは3000円から始めることにしました。
最初は案件に応募してもなかなか受注することができずに不安もありましたが、続けて実績を積んでいくことで、編集ソフトの使い方もさらに身に付き、許可していただいた作品はポートフォリオに追加できるなどしていたら、徐々に受注できる仕事が増えていきました。
副業収入の上昇と本業の両立に向けての試行錯誤
テロップ入れから始めた案件は、その後、動画編集の案件も継続していただけるようになり、今では報酬が1万5000円から2万円前後になっています。
また、クラウドソーシングサイトで応募し続けた結果、コンスタントに3000~5000円の案件を受けることができるようになり、現在では、月に5万円から6万円程度の収入を得られるようになりました。
ただし、ここで一つ困ったことが起きました。
動画編集の副業と本業である主婦業との両立が難しくなり、寝る時間が1時や2時の深夜になってしまいました。
さすがにこの生活を続けていては副業の意味がなくなりますので、ここで思い切って受ける案件を選ぶことにしました。
幸い、最近はTikTokのような短い動画の案件が増えているので、単に報酬単価で案件に応募するのではなく、編集する動画の長さにも留意してスキマ時間で作業できる案件を中心に受注することにした。
結果的にこれが実績を増やすことにもつながり、主婦業と両立させながら安定した報酬を得ることができている秘訣かも知れません。
副業として動画編集を行う際には、本業と無理なく両立できるやり方を考えることが重要です。
フリーランスへの道のり――実績と収入の重要性を考える
動画編集を副業として行いたいと思っている人の中には、将来的にフリーランスとして活動したいと考えている人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、フリーランスとしてやっていくためには実績や一定の収入が必要となりますので、一気にフリーランスとして働くのはおすすめしません。
無理ではありませんが、まずはしっかりと基盤を作ることが重要だと思います。
本業を持っている人は、副業として動画編集で本業に近い収入を得られるようになってから本業を退職し、フリーランスとしての生活を考える方が安心ですし、余裕を持って仕事に取り組むことができます。
また、専業主婦のように本業を辞めることができない人は、実際の編集作業を外注に回し、自分はクライアントワークやディレクションに専念するという方法もあります。
形態はどうあれ、自分一人で動画編集を行っていると作業量も得られる報酬も必ず限界が来ますので、どこかのタイミングで外注化は考えた方が良いようです。
法人案件を狙う!副業動画編集のおすすめ案件とは?
話は少しそれましたが、動画編集の案件としておすすめなのはは、法人化している企業から受けるいわゆる企業案件です。
企業案件は、クラウドソーシングサイトでも定期的に案件募集があっており、また、継続案件をもらえる可能性もあります。
企業案件では、すでに動画をネットにアップしているクライアントも多く、事前にクライアントがどのような動画編集を希望しているのか傾向が掴みやすいことも利点です。
さらに最近では、TikTokのような短い動画の編集を依頼する案件も多く、報酬の単価は低いですが、スキマ時間でできる案件もあって、特に動画編集で副業を始めたばかりで実績が少ない人は、実績稼ぎの案件としてもおすすめです。
クラウドソーシングのサイトには案件はたくさんありますので、報酬単価と作業に必要な時間(コスト)をよく考えて、いろいろチャレンジしてみてください。
副業で稼ぐ喜びと将来の可能性――専業主婦Risaの感想とまとめ
私が動画編集に初めて挑戦する初心者として、副業として取り組み、実際に経験したことをお伝えしました。
まず、動画編集を始める際には、ある程度の初期投資が必要であることが分かりました。
私の場合は、夫からもらったお下がりのパソコンがありましたが、動画編集に利用するパソコンは動画編集に必要なスペック・機能を備えているものが最低限必要であり、新しく購入するとなると約20万円程度かかります。
また、編集ソフトも必要で、サブスクリプションの費用として月々約5,000円かかります。
しかし、実際に動画編集の副業を始めてみると、それ以上の報酬が得られることが分かりました。
初めは少し緊張しましたが、ディレクションに従いながら素材を組み合わせ、BGMをつけるなど、編集作業を行っていくうちに、自分自身が完成した作品に大きな達成感を感じることができました。
もし、動画編集に興味がある方は、ぜひこのチャレンジをしてみてください。
正直、始めるためのハードルや難易度は少し高いと思いますが、苦労した分、達成感が大きく、次第に熱中してしまうこともあります。
動画編集者から始めて動画編集ディレクターとポジションアップもできる副業としても、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。
